2021/03/20 06:36
おはようございます。
せるくる★くるーるの竹おでございます。
武節城址(愛知県豊田市)は、道の駅「どんぐりの里いなぶ」、体験施設「どんぐり工房」の隣に位置するアクセスのしやすい城址です。
長篠の合戦で惨敗した武田勝頼が、やっとの思いでたどり着き、一息入れることができたという逸話を持つお城です。
旧くから信州方面と太平洋をつなぐ交通の要所であったため、現在でも南側(豊橋方面)へのアクセスは意外に良い感じです。
そんな旧来の交通の要所で「自動運転バスの実証実験」が行われております。
期間は2021年3月19日〜23日、26日〜28日。
豊田市役所稲武支所とどんぐり工房が起点となり、乗客6人(+運転手とシステムの人)乗りの小型バスにて運行されます。
こちらがそのバス。

乗客席の列ごとに扉があり、遊園地のトラムのようなワクワク感があります。
いつものセンサー類

支所からの出発早々、
進入した交差点の信号が赤に変わってしまったため、交差点の真ん中で停止したり、




一旦待っていて下さったトラックが通過していきます。
この後手動でバックして交差点の入り口に戻りました。
町中では
少しだけ道にはみ出して停車中のトラックに突進していき、運転手さんが介入したりと
「経験値」をたくさん稼いでいそうな面白い実験走行でした。
「一般道路での不測の事態のデータ収集」が目的だと考えると、大成功なのではないでしょうか。
交差点のときは、赤信号に変わった途端、間髪入れずに自動停止をしました。
その反応の速さには感心しましたし、システムが真面目に働いていることもよくわかります。
次のステップは「融通を利かせる」プログラムを開発することになるのでしょう。
トラックに突進していった件も、
乗員(乗客)はぶつかりそうと「感じた」のですが
機械的な数値上は問題なく通過できる幅があったのかもしれません。
次のステップは「人間の感覚との差異まで考慮した回避行動の設定」となるのでしょうか。
こうして積み重ねたデータが、完全な自動運転につながっていくのでしょう。
たいへん貴重で面白い経験ができました。
興味のある方は是非参加してみてください。
空きがあれば当日予約も可能だそうですよ。
運転手さんとシステムさんがものすごい緊張感を持って周りの状況を監視してくださいますので、運行に関する危険は少ないと思います。
あと、
西尾の自動運転タクシーにくらべて、動きがカクカクするのですが
そのロボットっぽさが「自動」とか「実験」とかを実感させてくれて超楽しいです。(個人の感想です)
稲武観光協会のHPにあった案内チラシのPDFも貼っておきます。
参考にしてください。


早くレベル5の時代が来ないかな〜。
自家用車で寝ながら移動したい・・・。
今日も1日ありがたい有難い。